家畜生体用無線伝送式pHセンサーを共同開発しました

この度当社では、岩手大学と共同開発した「家畜生体用無線伝送式pHセンサー」についてニュースリリースを行いました。当製品は、乳用牛のルーメン(第一胃)内に投入して胃液のpHを長期連続で測定するセンサーです。これまでルーメン内のpH測定は、経口で胃液を採取する方法が一般的でしたが、この方法だと胃液を連続採取して監視することができませんでした。そこで本センサーを牛の体内に入れて おくことにより、無線で正確かつ連続的にpHを把握することができるようになります。このことにより、ルーメンアシドーシス(胃液の極度な酸化傾向)が発生しない適切な飼料の管理や配合方法の開発が可能となり、乳用牛の健康と生産性の維持向上に寄与できることとなります。
 この技術を基にした「無線式ルーメンpHセンサー」が、農林水産省より、動物用医療機器として承認され、日本全薬工業株式会社(福島県郡山市)が販売を開始いたしました。
 詳しくはこちらのニュースリリースをご参照ください。